代表の中村です。
本日、トレタのサービスインから2周年を迎えました。
fb用_logocentre

これまでの事業の進捗・会社の成長などは、インフォグラフィックにまとめてプレスリリースをさせていただきました。お手すきのときにでもご覧いただければ幸いです。
 
今年は年初に「2015年は『倍』にしようね」と言っていたわけですが、売上でも人数でもオフィスの広さでも、それぞれ倍を達成することができました。無理めな目標だと思っていたんですが、やってみると意外とできるもんですね。
 
それにしても、サービス開始からのこの2年はあっという間でした。
僕らのサービスはリリースから期待以上に順調に伸びており、事業が進捗するにつれて将来の可能性も大きく拓けてきた印象を持っています。最近は友人からも「好きなお店でトレタを見かけることが多くなった」という声もいただいています。本当にありがたいことです。
 
僕らは創業時から「飲食店の現場での予約管理のUX全体をデザインしなおす」という目的でデザインやUIに徹底してこだわってサービスを作り込んできましたが、当時から多くの方に「デザインが良いだけでは、大手事業者にパクられてしまってあっという間に競争優位性を失うのでは」と指摘されてきました。
結果から言うと、確かにいくつかの大企業さんや競合サービスに模倣されたりしているものの、少なくとも現時点では僕らの競争力は全く失われていないと感じています。
 
考えてみれば、デザインというのは単に意匠の問題ではなく、そこには定量化できない心地よさや、目に見えないさまざまな工夫が込められることで成立しているわけで、単に見た目だけなぞっても「似て非なるもの」しか作れないんですよね。
僕らのデザインは、「紙台帳が唯一にして最大のライバルである」と定義し、紙から安心して乗り換えてもらえるツールを作ることに目標を定めています。その目標を達成するために隅々まで考え抜き、試行錯誤の上でできあがっているのがトレタというツールなのです。だから僕らのデザインには、表面からは決して理解できない知恵や技術がたっぷりと込められているのです。
そしてユーザーさんはその違いを直感的に感じ取ってくれるというのも、僕らの大きな手応えです。最近の多くの飲食店の皆さんは、一目見て、そして少し触っただけで、アプリの本質的な違いを簡単に見抜いてしまいます。
デザインに強みを求め、そこを徹底して突き詰めてきた戦略は、今のところ間違っていなかったと思っています。
 
トレタの「デザインにこだわる」「徹底して良いものを突き詰める」文化を創ってくれたのは、今年の3月にウチにジョインしてくれた上ノ郷谷の存在が極めて大きいと感じています。彼が高い熱量でもの作りに打ち込み、その想いがデザイナーだけでなく開発や営業をも巻き込んで、全員参加でより良いものを作ろうという文化を創り上げてくれました。
来年早々にはいくつかの大幅な機能強化が予定されていますが、実はそれらの開発にはすでに僕はほとんどタッチしていません。しかし、僕がやっていた頃には実現できなかった高いクオリティで機能が実装されており、いま僕はテストで新機能に触りながらワクワクしているところです。
聞くところでは、開発は今年、密かに「脱ひとし」という目標を掲げていたらしいのですが、脱どころか遙かにパワーアップしているのを目の当たりにし、感動すら覚えるわけです。
 
一方で、営業チームでも理想的な文化が生まれてきた1年でもありました。トレタの営業部隊には「事例マニア」や「オペレーションオタク」と言ってもいいような人材が揃いつつあります。単に商品を売るのではなく、実際のお店のオペレーションを改善し、より魅力的で競争力のあるお店を作ることを自らのミッションと理解して、商品の販売を起点にして運用コンサルに全力を注ぐ文化は、まさに僕が理想としていた営業のあり方が実現できつつあるのではないかと思います。
 
マーケや広報も活躍してくれました。僕のワガママや個人的な想いもあって、今年からは「トレタサミット」という自社サービスに特化したプライベートイベントを廃止して、「FOODiT TOKYO」という飲食業界全体の発展に寄与することを目指した大きなイベントを開催したりしたのですが、チームはそんな自らの身の丈に合わない無茶なイベントを無事成功させてくれて、業界全体に「上げ潮」を作ることができたのではないかと思っています。
 
僕らは、「お店のオペレーションを預かる」という極めて責任の重い事業を営んでいます。僕らがミスをすれば、お店の営業はその瞬間に止まり、致命的なダメージをお店に与えることとなってしまいます。
その責任を果たそうとしたら、膨大な数の人材を抱えなければいけないし、色々なところに手間やコストをかけることが不可欠です。
そういう意味では、僕らの会社は全くネット企業らしくありません。営業マンは一杯いるし、オンラインセールスで一気にスケールすることもできないし、サポートにも手間がかかるし。
でも、やっぱりBtoBのサービスってこういうことなんですよね。だからこれは最終的には「覚悟」の問題なんだと思います。そしてその覚悟をしっかり持てた会社だけが生き残る。
お店からしても、その覚悟を持っていない会社に自分たちの一番大事な情報を預けようとは思ってくれません。これは、月額利用料がいくらだとか、それだけでは決められない話なのです。
そしてトレタのこの二年は、僕ら自身がその覚悟を固める二年だったように思っています。
 
こうしてトレタでは、もの作りにおいても、販売やマーケティングにおいても、僕は自分の理想を追求してくることができました。これまで自分の好き勝手を許容してくれて、成功確立を高めるためにあらゆる形で力を貸してくれたマネジメントや株主の皆さんにも、深くお礼を伝えたいと思います。
 
最後に。
 
飲食店の皆さま、トレタの価値を認めていただき、そして応援していただいて本当にありがとうございます。
僕らは、皆さんの仕事を支えるために存在しています。そしてそれはこれからも変わりません。
より豊かな食文化を作るために、一つでも多くの魅力的な飲食店が生まれ繁栄していける世界を作るのが、僕らのミッションです。まだまだ二歳の小さなベンチャーですが、これからもどうぞ宜しくお願いします。
 
_KEI1179
(余談ですが、人数が増えても創業時の「バカをできる」文化が全く失われていないのも、密かな自慢です)