こんなエントリを覗くだなんて、さすがお目が高いですね。ステキです!
ーーと、冒頭からほめてみました。でも、ほめるのもほめられるのも実は苦手です。

そんなぼくたち(代表の中村を筆頭としたトレタのほめ下手なメンバー)のために、3月22日のトレタ大學では「ほめ言葉セミナー」が開催されました。

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講師は、祐川京子さん。エグゼクティブコーチとして数多くの講演・セミナーを開いておられる方です。2006年には『ほめ言葉ハンドブック』(共著・PHP研究所刊)を上梓、ベストセラーになったことでも知られています。

祐川京子(リボン)
祐川京子のブログ:オルタナティブ・ブログhttp://blogs.itmedia.co.jp/yukawa/
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今回のセミナーは、講演形式ではなくワークショップ形式。 事前に渡されたテキストに従って、書いたり話し合ったり解説を聞いたりしながら進められました。
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ところで「ほめ言葉」をマスターしたら、何かいいことがあるんでしょうか。
ワークショップに先立って、祐川先生は次のように解説されていました。

祐川京子(リボン)
「日本人は、ほめるのが苦手。『何を言っていいのか分からない』という人が多いんですね。でも、ほめることはコミュニケーションの大切な要素のひとつ。ほめることが上手な人はデキる人と言ってもいいんですよ」


しかも、ほめられるということは「脳にとっては現金を貰うことと同じ効果がある」という研究結果もあるそうです。
どうせなら、ほめ上手になってほめたりほめられたりしたほうがコミュニケーションも円滑になって、人間関係もよくなりそうですよね。

ということで、ワークショップのスタートです!


自分のキャッチフレーズを考えてみよう
テキストに従って、まず最初に自分自身のキャッチフレーズを書き出します。書いたらすぐに、周辺の椅子に座っている人と、自己紹介を兼ねてキャッチフレーズを披露していきます。
ぼくのキャッチフレーズは「ただのおじさん」。最近初対面の人にそう名乗っているので、すらっと出てきました。
でも、ふだん名前とか社名とかを名乗るだけの人は、ちょっと頭をひねってしまっていたようです。あるエンジニアは「エンジニア」とだけ書いていました。そのまんまです。


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ちなみに祐川先生のキャッチフレーズは「きっかけは、祐川京子。」だそうです。ドコカで聞いたことのあるフレーズですが「まわりにいる人同士を結びつけるなど、幸福のきっかけを作ったりして、自分が役立つ人間でありたいっていう願いをこめてるんです」とのこと。

なるほど、自分らしいキャッチフレーズがひとつあると、はじめて会う人に自己紹介するときに役立ちそうですよね。みなさんも自分のキャッチフレーズを考えておくといいかも知れません。


「◯◯力」「◯◯スキル」を思いつくまま書き出す
次のテーマは「◯◯力」「◯◯スキル」を書き出すこと。
ビジネスパーソンとして、必要になりそうな「力」や「スキル」を60秒間で思いつくまま書き出します。

ぼくが書いたのは「想像力」「創造力」「調査力」「目力」「魅力」……など、ようやく8つでした。

祐川先生の解説によると、こういうことだそうです。
祐川京子(リボン)
「もしもこれがたくさん書けない人が上司だったら、たぶん部下を指導するときに『気合いだ』『根性だ』としかいえないと思うんですよ。どんなスキルや力があるか、たくさん知っている人なら『君には◯◯力や◯◯スキルが足りない。もう少し頑張れ』 と、具体的な指導ができる。ですので、日頃からきちんと具体的な単語をきちんと知っておくことが大切なんですね」

たしかに何ごとにも語彙力って大切です。料理にたとえるとわかりやすいですね。「おいしい」っていうだけでは、どんな味かわかりませんよね。「酸味が強い」とか「深い旨みがある」とか、具体的な言葉があると、どういうおいしさなのかが伝わってきます。それと同じことなのかもしれません。


自分が認識している「私」を書き出してみる

続いてのテーマは「自己分析」。「私は◯◯である」というカタチで自分自身を表現していきます。

祐川先生によると、この回答は大きく3つのタイプに分類されるそうです。

① 客観的事実を書くだけ
たとえば「男である」「日本人である」「メガネをかけている」などなど。

これがいちばんよくあるパターンだそうです。じつは、ぼくもコレでした。

② ネガティブなことばかり書く
「算数が苦手である」「英語ができない」「営業成績が悪い」などなど。

現状に不満がある人は、だいたいこのタイプだとか。たしかに気が滅入っていたりすると、こういうふうに書きそうです。

③ ポジティブなことを書く
「私は美人である」「私はモテる」「人と話すのが得意だ」などなど。

こうした自分の姿を書ける人は「非常にポジティブで目標が明確。志が高い人だといえます」と祐川先生はいいます。
自分自身をポジティブに捉えることができれば自信にも繋がっていくので、ポジティブなことを書いて「日頃からの口ぐせにしてしまうのがおすすめ」だそうです。


言われて嬉しい言葉「ほめ言葉リスト」を作る
そして、ついにほめ言葉です。自分が言われて嬉しい言葉を「ほめ言葉リスト」に書き出します。
時間は3分間。とにかく思いつくまま書いていったのですが、ぼくの場合、なぜか「言われたくない言葉」がどんどん浮かんできてしまいました。
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ぼくは「ほめられたくない言葉」と「ほめられたい言葉」を合わせても15個しか出てこなかったんですが、トレタの社員のなかには20個以上書いた人がふたりいました。きっと日頃から、ものすごくほめられたいって思っているんでしょうね。

ちなみに、中村はこう言われると嬉しいんだそうです。

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「説明がうまい」
「するどい」
「感動しました」
「若い」
「負けず嫌い」
「志が高い」
など。
みなさんぜひコレを参考にして、ほめてあげてください。

それにしても、なぜ言われて嬉しいほめ言葉を書き出す必要があるんでしょうか。祐川先生の話を聞いてみました。
祐川京子(リボン)
「自分が言われたいことを書けない人が、他人をほめられるわけがないですよね。自分が嬉しいと思うから、人に対しても言えるはずですから。それはマネジメントはもちろん、人間関係の基本だと思うんです。ですから、いつでも相手をほめられるように、ほめ言葉を棚卸ししておいてください。そして、なるべくほめ上手な人になってください。
ただ大切なのは、相手が『嬉しい!』と思うことを探ること。ちゃんと相手のことを理解して、こういうと嬉しいだろうなと思うことをいってあげる。それがマナーだと思います」

なるほど、ほめることから始まるコミュニケーションって、確かにいいですよね。
「相手をほめる」って基本的に気持ちがいいことですし、相手に嫌な思いをさせることもありません。
今回の「ほめ言葉セミナー」で学んだことを活かして、これからは頑張って相手をほめるようにしたいものです。