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今年7月1日、トレタは設立3周年を迎えました。
3年前に、たった2人でスタートした小さなベンチャーが、この3年間で50人以上の組織になり、シンガポールに現地法人を設立するまでに大きく成長しました。
トレタにとって、この3年間はどんなものだったのか、そしてこれからどうなって行こうとしているのかーー設立3周年を記念して、トレタの中核メンバー4人が顔を合わせて、ざっくばらんに語り合いました。

3回シリーズでお届けする「トレタ3周年記念座談会」、3回目の今回は、トレタのこれからについてーー

●出席者
中村 仁 代表取締役(ひとし)
吉田健吾 取締役COO 最高執行責任者(けんごち)
増井雄一郎 CTO 最高技術責任者
上ノ郷谷太一 CDO 最高デザイン責任者 デザイン部部長(ごーや)

 
「会社」としてどうあるかより「プロダクト」としてどうありたいか

中村 けんごちさんは、COOとしてジョインしてから、いちばん近くで僕を見てきたじゃないですか。2年間で変化みたいなものってありましたか。

吉田 ちょっと大人になりましたよね。

中村 結構怒られてるよね。床バンバン叩いて怒られてる。

上ノ郷谷 何かそういうシーン、ちょいちょいありますよね。ひとしさんがワーってなってFacebookとかに書こうとするのを「ちょっと待って」っていうけんごちさん、みたいなシーン。僕も何度か見てるんですけど、だからすごくいい関係なんだなって。

中村 まあ、けんごちさんがいなかったら、トレタは今みたいになってないよね。

増井 歯止めが利かないから。

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吉田 別にでも、何とかなったんじゃないですか。波風が立つのは増えたかもしれないですけどね。

中村 でも、営業組織をここまでちゃんと作ってきたとか、会社としての体制をちゃんと作るとかっていうあたり、やっぱりけんごちさんの存在がなかったらこうなってないよね。「ちゃんとする」とかダメなんだ、僕はね。

増井 それね、残念ながら僕も一緒なんですよ。

中村 知ってる。ちゃんとやるとか、丁寧にやるとか、長く続けるとか、コツコツやるとかダメ。でもさ、最近とくに出張とかで会社にいないじゃん。月に1週間ぐらい出張してたりするし。でも何にも問題なく会社が回っていくっていう。

上ノ郷谷 そういうの外から回ってるなあって観察してたら、どんな風に感じるんですか。

中村 え、だって別に行ってる間に何かが止まることもないし、判断を求められて困っちゃうこともないし。

上ノ郷谷 でも僕が入った頃って、ひとしさんが会社引っ張ってるなあって感じは、すごい外から見えてたし。開発定例会議もひとしさんがいなかったら始まらないとか。

吉田 ひとしさんが不在でも回るようになったのは、ごーやさんが入ってからじゃないですか。

上ノ郷谷 そうなんですか? それは開発組織全体としても嬉しいですね。製品開発委員会を中心にトレタの開発組織はすごく強いものになっているので、仁さんだけではなく、私や増井さんがいなくても問題ないと思いますよ。

中村 たぶん全然。むしろ会社が成長するみたいな。

増井 「ひとし元気で留守がいい」ですね。

吉田 仮に半年間いなかったとすると、新しいことはあんまり起こらないだろうけど。たとえば今年、海外進出するっていうのは、ひとしさん以外は言わないです。

増井 まず言わないでしょうね。

上ノ郷谷 3年前に会社作った時にこの3年後のこの会社の姿って想像してたんですか。

中村 あんまりね、こうありたいなとかって考えないんだよね。今だって、3年後の会社について何かイメージしてるっていったらしてないし。

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増井 たぶんね、会社がこうなりたいっていうイメージはないんですよね。プロダクトとしてとか、サービスの方向性としてこうありたいっていうのはあるんだけど、会社としてこうなりたいとか、何人いるとか、どんなオフィスにいるとか。

中村 そこは基本的に似ていて、別に会社の規模とか形としてこういうのにしたいとかってないんだよね。ただ、じゃあ3年前に何考えていたかっていうと、トレタをプロダクトとしてたくさんのいいお店に使ってもらって、そこでみんなが予約の管理してて、何かインフラみたいになって、で、業界である程度みんなが知ってくれるような、「予約管理といえばトレタ」みたいなポジションでありたいとかっていうのは求めてた。

増井 そのあたりの問題意識というか、大事にしたいところって、たぶん5年前とか僕が初めて会った時と今もまだ変わってないですよね。

中村 僕は問題があるんだったら根本から直さないと気持ちが悪い。だから根本から直すとするとラジカルなことをやらなきゃいけないんだけど、でもそれがハマると結構大きい変化が起こせるみたいなことが本質的なことだと思ってるんだよね。

吉田 ひとしさんは現場を知っている上に、とても合理主義的な考え方なので、それが可能なんでしょうね。ある種の理想主義というか。

増井 そういうふうに遠くの問題解決を見ていると、とりあえず会社がどういうサイズでやるかとか、別に大したことではないじゃないですか。それを解決するための手法だから。

中村 そう、それを実現するために必要な組織になっていればいい。

増井 なので、そういう意味だと今もブレていないのは、最初から結構遠い問題解決しようとしているからで。なので、3年前と大して変わらないと思うんですよね。少しずつ解決できたことが広がって行っているけど。つまり、ひとしさんの役割は完全に会社として全体の問題、何を解決するべきかっていう問題を考える役割なんだろうと。


「広がること」と「深くしていくこと」、この両方が起きる一年になる

中村 じゃあ、最後に「これから」の話をしておこうか。 増井さんはきっと新しい技術とかにどんどんチャレンジしていくんだよね。ネタ探しみたいな感じで。

増井 そうですね、たぶんひとりで粛々とやっていくことになるでしょうね。

中村 いまの開発のなかだと、お客さまの要望とかもあって比較的取り組みやすい新しいテーマがいくらでも出てくるんだけど、ちょっと離れたところにあるものってなかなかやりづらいんだよな。

増井 成果が出るか出ないかがわからないですからね。

中村 そうそう。あと今すぐにはシナジーはないんだけど、もしかしたら将来ちょっとシナジーがあるかもみたいなものが結構あるんだよね。たとえばチャットで予約できますとかっていうのは、いますぐにニーズがあるわけじゃないけど、たぶんそれが使われるような世界はあり得るよねと。だったら、そこをちょっと試しにやってみるとか。すぐに必要ではないんだけれども、もしかしたら将来重要になるかもみたいなことを技術的な観点から逆にやっていく。

吉田 増井さんは、思いついたときにちょっと作るっていう、立ち上がりがめちゃくちゃ短い人だから、いまのぼくらの会社だといけます。それこそ3,4日ぐらいでピタッと形になって、ほかのみんなから「あ、行けそう」とかそれぐらいのスパンと試行回数で。

中村 CDOとしてのごーやさんはどう?

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上ノ郷谷 ちょっとやりたいなって思っているのは、トレタの画面上で「使っててすごく楽しい」っていうところを表現しきれてないと思うので、そういう「楽しい」っていう思いをちゃんと働いている人に伝えていきたいって思います。飲食業界って人の回転が速い業界だけど、辞めて次に行った店で「トレタなんで使ってないんですか、トレタ楽しかったから使いたいですよ」っていうような話になるようなものにしたいっていうふうには思ってます。

中村 いいデザインだと価値あるんだよね。会社にとってもね。けんごちさんは?

吉田 まずは好きなことができる強い収益エンジンというか、そういう足腰を作ることですね。

上ノ郷谷 ああ、好きなことやりたいですね。

吉田 だって将来的に、できることがいっぱいあるじゃないですか。たとえば、センサーいっぱい付けてもらうと、いろんなものが明確化していって、このお店の問題はここにあるんだなとかっていうのがお店の人が見てわかるとか。その時はたぶん、予約業態に限らないレベルのところまで行けるはず。ちゃんと店舗のほうに付加価値を返していて、使うから売り上げが上がりますみたいなものを作っていけば、何も問題なくできると思うんですよね。

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中村 いまのけんごちさんの話とかでもそうだけど「広がること」と「深くしていくこと」、たぶんこの両方が起きる年だと思うので。広がるっていうところは海外とかね。もう片方で、いまの台帳のところはこれからどんどん深いとこまでやっていくわけでしょう。だから深さと広さ両方やっていくことになる。「タテ×ヨコ」で結構広がりのあるサービスになっていくとおもしろいっていう感じだと思います。がんばります。とりあえずがんばります。


(了)