こんにちは、管理の代田です。2016年もカウントダウンが始まりました。先日のマネージャー研修で1年を振り返る機会があり、せっかくなのでブログに残しておこうかなと思います。

ベンチャー企業における管理の役割は「事業に必要な資金を集め、事業をつくっていくことを支援」「さまざまな関係(社外と社内、経営と現場、チーム間など)の潤滑油」であると考えていますが、この1年特に考えたこと、取り組んだことは3つです。
・事業成長を実現するための資金調達
・パフォーマンスを最大限発揮する組織づくり
・組織拡大で起こるひずみの解消


事業成長を実現するための資金調達

2016年のトレタは基本機能の改善に加えて、新機能リリースや拠点開設と、「予約顧客管理台帳」のトレタから「飲食店のプラットフォーム」のトレタに進化する、大事な一歩を踏み出した一年になったように思います。

「台帳」から「プラットフォーム」に進化していくために価値あるサービスをつくり、より多くの飲食店のみなさんに届けるためにメンバーを採用したり、お客さまと接点を増やす活動をしたり、生産性を向上していく必要があります。そのための資金を集めることが1つのテーマでした。

調達までの道のりはいろいろとありましたが、2月に3億円、9月にエイトローズさんをリード投資家として12億円、合計15億円を出資いただきました。

今回の出資は、将来に向けて必要な投資をして、飲食店のみなさんが満足し改善に役立てていただくことを通じて事業価値の向上を実現するだけでなく、トレタに大事な予約・顧客情報を預けて、持続的に安心して使っていただくために財務体質を強化することで、信用できるインフラの実現に向けて一歩近づいたと実感しました。

パフォーマンスを最大限発揮する組織づくり

2016年はメンバーが昨年末の42名からグローバルで80名を超え、さまざまなバックグラウンドや経験をもったメンバーが加わりました。トレタの強さの一つは、自走できるメンバーが集まっていることにあり、採用基準におけるものさしにもなっています。

この強さは、主体的・自主的に取り組み、自己管理できるメンバーが、さまざまな個性や経験、専門性を活かしながらアクセルを踏み、その相互作用とコミュニケーションで高いパフォーマンスを発揮し、チームとして価値のある事業をつくるという考えにあります。メンバーが各々の役割で、その試行錯誤を積み重ねていくことが自分の腕で生きていくことにつながると思っています。

そのような考えにおいて、パフォーマンスを最大限発揮するためには、自走できるメンバーが働きやすい環境、メンバーに信頼し任せていく柔軟さと自律性のある組織、当事者意識をもつメンバーの自主性を尊重する運営が大事であると思っています。

事業を効率的に進めるためにチームがつくられますが、部下・上司といった上下を互いに意識しないフラットな組織で仕事することを大事にしています。例えば、マネージャーを置いてますが、その役割は仕事を効率的に進めるために「決めるべきことを決める」「仕事を任せる」「仕組みをつくる」ことであり、そこに上下はありません。

また、自分たちのチームを自分たちでつくるという視点で、採用プロセスにもメンバーが積極的に参画する、さまざまなルールも必要に応じて自治的に決めています。来年もパフォーマンスを最大限に発揮するために最適な組織や環境ということを考えていきたいと思っています。
 

組織拡大で起こるひずみの解消

2016年は関西・シンガポールに拠点を設置、各チームもメンバーが増えて、「個人での仕事」から「チームで仕事をする」段階になりました。

チームづくりにおいては、会社が目指していることと現状のチームを考え、チームで足りないことを補い、組織を強くする目的でメンバーを採用します。メンバーはそれぞれの経験を有し、個性や強みも違うので、人と人の間にはひずみが生まれます。また、創業メンバーと中途メンバーとでは、トレタの事業ステージも変わっており、思い入れや温度感も違ったりします。

チームができるとさまざまな情報を共有することになりますが、その情報をきちんと伝えること、そして伝わることが大切です。経営メンバーが会議で決めたこと・その目的や背景を丁寧に伝えること、東京で決めたことを関西やシンガポールといった物理的距離がある拠点に正確に伝えること、メンバーとマネージャーとで1on1をマメに実施しタイムリーにフィードバックやアドバイスをすること、事業の方向性のすりあわせについてメンバーの意見を入れる機会をつくることで腹落ち感をもつこと。これらを雑に行ったり手を抜くと、当事者間で情報格差のひずみが生まれます。そのひずみに対して、事実でなく解釈による誤解が生まれたり、評論が始まったりします。

特にこれからスピードがあがっていくほど、ひずみはいろんなところにじわじわと、深く広がり、気づいたら大きくなっていきます。これらのひずみがよく言われる「成長痛」の原因の一つと過去の経験から実感していますが、そのひずみをできるかぎり生まない土壌をつくること、生まれたとしてもそのタネをいかに巻き取っていくかということを意識して、来年は美味しいお酒を飲みながら、取り組んでいきたいと思います。