ごきげんよう。カスタマーサクセスグループのアンドレこと、安藤です。

じゃがいも愛が止まらない。昨年後半は事情あってあまりたくさん食べられない身体になってしまい、「早く美味しいものをたらふく食べたい」という欲求に突き動かされてこの連載を書き始めたのですが、最近ではすっかり元気。なんでも食べられる。揚げたお芋でも、カレーでも、そして焼肉も!

そんな私もちょっとは胃を休める時間が必要。ということで、今回はスープのお話。それから美味しいじゃがいものサンドイッチ。



遠く時を超え、銀幕の向こう側にいる女優に恋する、主人公。彼女を追いかけ映画館めぐりをする中で、ダンディな初老の女性、そして彼女のスープに出会います。

皆さん、過去の映画作品を観て恋に落ちたこと、ありますか?私はね、断然にクラーク・ゲーブルですね。『風と共に去りぬ』のクラーク演じるレット・バトラーを追いかけ、日曜朝に早起きをしてTOHOシネマズの「午前十時の映画祭」へ駆けつけたこともありました。初めて大スクリーンで観た彼は、もうなんかもうなんか、とにかくすごい色気だった。もっと言うと、『或る夜の出来事』の登場シーンで映し出されるクラークのセクシーな額に、今も恋している。

さて話を元に戻します。絶賛失業中の本書の主人公は、ぷらぷらと映画館へ通ってはスクリーンの隅に登場するとある女優さんの姿を探す日々ですが、そんな中で出会った、サンドイッチ屋さん。お店の名前は「トロワ」、フランス語で1、2、3の3です。名前の由来は、ここでは言えません。でも理由を知れば、私がこの作品を好きな理由の一つが、分かるはず(ちょっと、ヒント出しちゃった……!)

そのお店の店主と息子ちゃん、主人公が住むおうちの大家さんや、映画館で出会ったダンディレディとの交流を通して、美味しい美味しいスープが完成されていく、そんな物語です。胃のあたりがほっこりと温かくなり、ほんわりと安心する。それを飲む人が近くにいると、スープの香りに惹かれてしまってもう他のことは考えられなくなる、どうしても自分のお腹も空いてきちゃう。スープのことばかり、考えてしまう。レシピが気になる。

あまり多くを語るといろんなことのネタバレになってしまうので、詳しく書けないもどかしさをどうかどうか、ご理解ください。唯一、これは言っていいと思うのだけど、じゃがいもの美味しいお話です。

ラブストーリーと言っていいのかなぁ。私は、そう解釈しましたよ。お気に入りの古い映画を用意して、あったかいスープを啜りながら、お楽しみくださいませ。もう、春ですね。