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(左から:CMO 瀬川、代表 中村、トレタデータサイエンス研究所 所長 萩原、CTO 増井)

2018年1月23日、わたしたちは、飲食領域におけるビッグデータの活用推進を目的に「トレタデータサイエンス研究所」を設立しました。
サービス開始から4年。現在、トレタは約10,000店の飲食店で利用され、予約データは約4,000万件にのぼります。これからトレタは、この膨大なデータを利用して、どのような未来を切り拓こうとしているのでしょうか。
今回は、同研究
所の設立と運営に深くコミットしている4人の責任者が一同に会して、熱き思いを語り合いました。
 
※出席者
中村 仁  代表取締役
増井 雄一郎  CTO 製品開発部 部長
瀬川 憲一  CMO セールス&マーケティング本部 本部長
萩原 静厳  データソリューション部 部長 トレタデータサイエンス研究所 所長
 

データ分析の第一人者から見たトレタの魅力とは?

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中村 (萩原)静厳さんには、入社する前からちょくちょく、データを見てもらったり、分析についてアドバイスをもらったりしていたじゃないですか?率直に聞きますけど、静厳さんはトレタのどこに魅力を感じたんですか?
 
萩原 ひとつはデータですね。衣食住にまつわるデータの中で、食は1日3食、世界中のほぼすべての人が対象になるので、極めてトランザクションが多いデータです。しかも来店するお客さんにしても、飲食店にしても、それぞれ個性や特徴があって嗜好性が強い。トレタには、そうしたデータが予約情報という形で4,000万件以上も蓄積されている。前職でもビッグデータに関わってきましたが、量的にも質的にも、非常に可能性を秘めたデータはないと思います。
 
中村 それが転職の決め手になったわけですか?
萩原 (1 - 1)
 
萩原 はい。でも、それだけじゃありません。たとえば、経営者に対して「データを活用して何か新しくて面白いことをやりましょう」と提案しても、「いや、本業があるから」という反応になるのが、多くの企業の現状だと思うんです。でもトレタは、経営者である中村さんをはじめ、テクノロジーの増井さん、セールス・マーケの瀬川さんを含め、全員が「面白そうじゃん、やってみよう」というスタンスでしょう?。
 
中村 ああ、確かにそうだねぇ(笑)。
 
萩原 トップからメンバーまで、これほどデータへの感度が高い人たちが集まっている会社ってなかなかないって思ったんですよ。
 
瀬川 ぼくは去年、静厳さんにお会いしてすぐ「静厳さんはヤバい。何としても一緒に働きたい」って思ったんですよね。 

中村 最初は冗談めかしていたけれど、最後はかなり熱心だったよね。
 
瀬川 トレタが中長期的に見たとき、"跳ねる"か"跳ねない"かは、データを正しく使いこなせるかどうかにかかっていると思っていて。その点、静厳さんは、データの核心を突くセンスと、データを使って何か事を起こしたいという強い意志を併せ持っていると感じたんですよね。
 
増井 そもそもトレタは、貯めたデータによって飲食店の経営改善に役立てることを念頭に置いて開発したサービスで。だからデータの収集と分析の重要性は開発当初から強く認識していました。とはいえ、これまでは、トレタにはデータ分析の専門家がいなかった。ですから静厳さんには、トレタにとってとても重要な役割を担ってもらえるんじゃないかと。非常に大きな期待を寄せているんですよ。



 
飲食ビッグデータに秘められた大きな可能性

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中村
 飲食店経営は、経験とカン、そしてどんぶり勘定が当たり前という時代が長らく続いてきました。だから、データ分析は馴染まないという固定観念がいまだ根強いものがあります。でもそうした意識を変えなきゃ、飲食店はいつまで経っても変わりません。
 
萩原 そうですね。根深い問題だと思います。

中村 でも見方を変えれば、こういう状況だからこそ、飲食領域には大きなチャンスがあるともいえます。小売の世界でも、対面販売よりECのほうが顧客理解が進んでいるのは「データ」の存在があってこそですよね。だったら、飲食の世界でもデータを活用できればきっと同じことが起こせるんじゃないかと。だからこそ正確なデータ入力の必要性を店舗に訴えかけたり、トレタの活用度を上げたりする努力を愚直に取り組んできました。それはすごく手間とコストの掛かる作業なんですけど、でもデータが大事になるという確信があったからこそやってきた部分もあります。その結果、きれいなデータがきちんと大量に貯められるようになりつつあって、いよいよ本当の意味で飲食店を変えられる会社になりつつあるのではないかという手応えはあります。
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増井 社内でも過去に、これまで集めたデータを飲食店の変革につなげようという機運が高まったことがありましたよね。しかし、その当時はまだ、いまほどデータ活用について明確なビジョンがなかった。
 
中村 それもあって、まずは店舗に対して蓄積されたデータがもたらす効能を広く伝えることで、正確な入力を促すことに力を注いだんです。
 
瀬川 セールス&マーケティング本部内にカスタマーサクセスチームをつくり、トレタの正しい活用法を店舗さまにお伝えするようになったのもその一環でしたね。
 
萩原 そういえば、今年の初めにも多くの社員が集まって、データの活用方法について色々と議論しましたよね。とても有意義な場だったと思います。
 
増井 そうですね。あれもデータ活用を推進するための取り組みのひとつかもしれません。静厳さんの入社前から、勉強会などを通じて、データ活用に関心が高い社員が職種を超えて集まり、データ活用について話し合う機会がたびたびあったんですよ。
 
萩原 なるほど。データを活用してより良いサービスを提供したいという気運は、時間をかけて熟成されてきたものなんですね。
 
中村 トレタの究極の目標のひとつは、たくさんの繁盛店を生み出すことにあります。だとすると、データから適切な仮説を立てる力や、飲食店のオペレーションを変えるところまでやりきる覚悟や責任感も問われるのは必然です。
 瀬川 (1 - 1)
瀬川 ぼくはトレタの価値は、現場を鼓舞する力にあると思っているんですよ。トレタを使うと、電話の向こうにいるお客さまが何度目のご予約か、前回どんなオーダーをされたかが瞬時にわかります。入りたてのアルバイトさんでも、お客さまに合わせたおもてなしが提供できるようになるわけです。それが定着すると、自ずとサービスの質が上がり、結果、売上もついてくる。でもトレタがスゴいのは、それだけに留まらないことなんです。「さらに良いサービスを」と、現場が知恵を絞るようなる。つまり、データで自分たちの取り組みの成果が目に見えるようになれば、現場の士気が高まるわけです。トレタは従業員をエンパワーメントするんですよ。
 
萩原 確かにそれはトレタにしか提供できない価値でしょうね。



 
飲食業界が変われば、食文化はもっと豊かになる

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中村
 売上も来店数もPOSデータも、いうなれば過去のデータですが、予約データは飲食店が扱うデータの中で唯一、未来に属するデータです。しかも、ネットであれ、電話経由であれ、ウォークイン(予約なしの来店)であれ、その店舗に来店されるすべてのお客さまを捕捉できる。このポジションを生かせば、世界中で誰も成し得なかったデータドリブンな飲食店経営を提案できると思っているのですが、静厳さんは、これからどんなことにチャレンジしたいですか?
 
萩原 半歩先の未来で言いますと、来店者を認識する方法を洗練させて、飲食店を訪れるお客さまが気持ちのいい時間を過ごせるようなサジェスチョンを、現場で働く人たちにできるようにしたいと思っています。
 
中村 その先についても色々と考えているんでしょ?
 
萩原 トレタは約10,000店舗に導入されているSaaS(Software as a Service)です。そこで得られる膨大なデータを生かせば、たとえば別のトレタ導入店での行動履歴をもとに、はじめて来店する店でも好みに合ったおもてなしを行うことが可能になるのではと思っています。もちろんセキュリティ対策や個人情報の取り扱いには細心の注意を払う必要がありますが、技術的には可能だと思うので、ぜひ挑戦したい領域です。
 
増井 来店初回からそんなことが可能になれば確かにスゴいですね。
 
萩原 そうなんです。2回目、3回目ではなく、お客さまの初来店から常連化への施策が打てるようになったら、飲食業界のあり方も大きく変わるはずです。

瀬川
 ぼくにも大きな夢があるんですよ。
 
萩原 どんな夢ですか?  
四人 (1 - 1)
瀬川 ある人にとってはまったく好みではない店でも、自分にはもの凄く刺さる店があるじゃないですか? その一方で、飲食店の経営はリスクが多く、ほとんどの店が潰れていくという厳しい現状があります。でも、トレタに蓄積されたデータに基づいた飲食店経営ができれば、個性的なお店がたくさん生まれて、生き残る可能性が高まると思うんです。
 
中村 なるほど。経営方針や経営努力が、データによって裏付けられたら、その店の店長も従業員も、店の個性や魅力を磨くことに集中できるようになるよね。
 
瀬川 いまトレタがお預かりしている約10,000店舗分のデータは、それぞれが独立した状態で存在していて、例えるならば、ネットにつながっていないパソコンみたいな状態です。これらをひとつの大きな集団データとして可視化できるようになったとき、インターネットがぼくらの生活のあり方を変えたような、大きな変化が起こせるのではないかと思います。

増井 コンピュータ同様、トレタのようなサービスは人間の能力を拡張してくれるものです。自分の店だけでなく、蓄積されたデータから何らかの知見を引き出すことができたなら、自分たちの強みも弱みも相対化しやすくなる。そのインパクトは計りしれないでしょうね。
 
瀬川 そうなんです。個性的な店がたくさん生まれ、長く経営が続けられるようになれば、食文化を豊かにする一歩になるのは間違いありません。こんな面白そうなこと、ほかの誰かにやられたくないんですよ(笑)。だからぜひ、自分たちの手で成し遂げたいんです。
 
中村 ぼくらがやりたいのは、分析したデータを飲食店に売るという単純な商売でもないし、ひとつのベストプラクティスを飲食店に押しつけるような商売をしたいわけでもない。飲食店が抱えるさまざまな課題を解決することにあるわけだからね。
 
萩原 同感です。これからさまざまな知見を持った企業や団体と協業して、飲食業界の課題を解決に本気で取り組みます。日本でそのゴールに一番近いのはトレタです。一緒に夢を叶えましょう。

(文=武田敏則)



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